Slidev CLI
@slidev/cli はスライドの開発、ビルド、エクスポートに使用できる slidev コマンドを提供しています。
前提条件
CLI は、@slidev/cli をグローバルにインストールするか、Node.js プロジェクトにローカルにインストールすることで使用できます。npm init slidev でプロジェクトを作成した場合、CLI はすでにインストールされています。
WARNING
パッケージ名は実際には @slidev/cli ですので、npx slidev は通常使用できません。
CLI オプションは以下のルールに従います:
オプションの値はスペースか
=の後に続けて指定できます。例:
slidev --port 8080はslidev --port=8080と同じです。ブール値のオプションでは、
trueを省略できます。例:
slidev --openはslidev --open trueと同じです。
INFO
npm を使っているならば、オプションを Slidev に渡す前に -- を追加することを忘れないでください:
bash
npm run slidev -- --remote --port 8080 --openslidev [entry]
Slidev のローカルサーバーを起動します。
[entry](string, デフォルト:slides.md): スライドの Markdown ファイルのパス
オプション:
--port,-p(number, デフォルト:3030): ポート番号--base(string, デフォルト:/): ベース URL (参照: https://vitejs.dev/config/shared-options.html#base)--open,-o(boolean, デフォルト:false): ブラウザで自動的に開く--remote [password](string): パブリックホストをリッスンして、リモートコントロールを有効にする。値が渡された場合、プレゼンターモードはプライベートになり、URL クエリのpasswordパラメーターで指定されたパスワードを渡すことでのみアクセスできる--bind(string, デフォルト:0.0.0.0): リモートモードでサーバーがリッスンする IP アドレスを指定する--log('error', 'warn', 'info', 'silent', デフォルト:'warn'): ログレベルを指定する--force,-f(boolean, デフォルト:false): オプティマイザーにキャッシュを無視して再バンドルさせる--theme,-t(string): 指定したテーマでオーバーライドする
slidev build [entry]
ホスト可能な SPA をビルドします。詳細は 📖 ホスティング を参照してください。
[entry](string, デフォルト:slides.md): スライド Markdown ファイルのパス
オプション:
--out,-o(string, デフォルト:dist): 出力先のディレクトリ--base(string, デフォルト:/): ベース URL (参照: https://vitejs.dev/config/shared-options.html#base)--download(boolean, デフォルト:false): SPA 内でスライドを PDF としてダウンロード可能にする--theme,-t(string): 指定したテーマでオーバーライドする
slidev export [...entry]
スライドを PDF (または他の) 形式で出力します。詳細は 📖 エクスポート を参照してください。
[entry](string, デフォルト:slides.md): スライド Markdown ファイルのパス
オプション:
--output(string, デフォルト:exportFilename(参照: https://sli.dev/custom/#frontmatter-configures) もしくは[entry]-export): 出力先のパス--format('pdf', 'png', 'pptx', 'md', デフォルト:'pdf'): 出力形式--timeout(number, デフォルト:30000): 印刷ページのレンダリングのタイムアウト (参照: https://playwright.dev/docs/api/class-page#page-goto)--range(string): 出力するページ範囲 (例:'1,4-5,6')--dark(boolean, デフォルト:false): ダークテーマで出力する--with-clicks,-c(boolean, デフォルト:false): クリックアニメーションごとにページを出力する (参照: https://sli.dev/guide/animations.html#click-animation)--theme,-t(string): 指定したテーマでオーバーライドする--omit-background(boolean, デフォルト:false): デフォルトのブラウザ背景を削除する
slidev format [entry]
Markdown ファイルをフォーマットします。これはスライドの内容ではなく、Markdown ファイルの構成のみをフォーマットすることに注意してください。
[entry](string, デフォルト:slides.md): スライド Markdown ファイルのパス
slidev theme [subcommand]
テーマ関連の操作を行います。
サブコマンド:
eject [entry]: 現在のテーマをローカルファイルに出力します。詳細は ✨ テーマの書き出し を参照してください。[entry](string, デフォルト:slides.md): スライド Markdown ファイルのパス- オプション:
--dir(string, デフォルト:theme): 出力先のディレクトリ--theme,-t(string): 指定したテーマでオーバーライドする